2016年06月25日

終わらない旅のような



むかしむかし。

今みたいにインターネットなんてない時代だったから、舞台や映画で気になった曲の原曲を探すのは本当に大変だった。
都会じゃなかったのでCDショップも大きくない。
わたしは町に1つしかないお店に行って、店主さんに歌って聞かせお目当ての曲を探しまわってたのだ。
その店主さんが古い映画や音楽についてよく知ってる人だったおかげもある。
お小遣いでは好きなものをあれこれ買えなくて、どれを手に入れるか真剣に悩んだものだ。
そうして手に入れたら、今度はじっくりと聴き、歌なら辞書片手に訳し、原作があれば読み、そしてまた聴いた。
買えなかったとしても、苦労して探し当てたそれらは今でも忘れられない。

そうやって1つずつ探しては聴き、探しては聴き、の繰り返しが、新しい出逢いを生み、いまがある。

いま、当時のことを思い出して、時々CDショップへ足を運ぶ。
あの時に手に入れられなかったものが、いまはすぐに手が届く。
日本がダメなら外国からだって取り寄せられる。
そうすると、一時停止していた思い出がまた続きから始まる。


わたしが好きなもの。
それは、出逢った時からの苦労や喜びも含めて、簡単には手放せないくらいの大切な財産なのである。
posted by USA at 13:43| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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