2016年07月03日

「29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた」読みました

資産形成について真面目に考え取り組んでいる女性のブログを書籍化したものということで、読んでみた。
著者のブログは何度か訪れたことがあり、若いのにしっかりと考えていて偉いなと感心したものだ。
自分が20代の時には収入に見合った生活をしよう、という気持ちよりも趣味に明け暮れていたので、彼女の思慮深さに驚きと尊敬の念をおぼえた。

さて。タイトル通り、著者は若くしてしっかりと将来に備えて行動する賢い女性で、この本でもその行動の原動力となる基本の考え方を具体的に説明しており、何より好ましいのは、それが地に足のついた現実的な思考であるということだ。
まず発想のスタートから自分に合った資産形成方法に辿り着くまでの過程が、自ら考え体験を繰り返す中で見出したものであること。いかにも女性らしい視点であると思う。
いつでもその時の状況に応じて変化を受け入れ改善していく思考の包容力は、人生に於いての変化が多い女性だからこそだと思うのだ。
また、お金は人生を豊かにするためのツールの一つであって、資産形成は目的を達成するための手段なのだ。と素直に表現しているところにも好感が持てる。

等身大の背伸びしていない著者の考え方の根本には、彼女の聡明さがあるのだが、しかしその行動のひとつひとつは決して特別なことではない。
自分も同じことを考えたな、同じことをしたな、と気づくほど身近なものなのだ。
何気なく過ぎていく些細な日々の暮らしに目を向けることで、自身の将来の姿が幾通りにも変化できる可能性を持つのだと言っているのである。
堅実。確かにその面はあるのだが、それよりも著者の自身の人生に対する率直な姿勢に共感を持った。

ただお金を増やしたことがすごいのではない。
自分にとって必要なことは何なのかを考える機会を持つ、そう意識して努力をしていることがすごいのである。
posted by USA at 01:25| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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