2005年11月23日

いつの時代だよ(笑)

「4649日本語」がどうしても気になり最初に読んでみた。
日本語なのでスラスラ読めるかと思いきや…コラムに笑わされましたよ。電車で寝過ごしてしまったエピソードが書いてあるのですが、
10年も前の話でしょうか。東京駅23時55分発下関行きの普通列車が運行されていたときの話です。彼は横浜へ帰るのでしたが、酒のせいもあり、発車と同時に眠ってしまいました。(略)若い娘たちの声に目覚め「眠れねーな。少し静かにしろよ。」通学の女学生たちで、豊橋だったそうです。
東京から下関までの普通列車って…何日かかるねん!しかも1本で行けるような列車走ってないっちゅーねん。句読点とか日本語もところどころおかしいけど、それよりもこのエピソードにのけぞった(笑) 楽しいぞ、中国。
挿絵は新幹線だから、たぶん普通列車じゃなくてこだまの話じゃないのかなぁ。それならあるよね。下関じゃなくて博多までの直通だと思うけど。けど最終列車なら静岡あたりで止りそうなもんだ。
しかし酔っ払って東京から横浜まで新幹線で帰るのかぁ…タクシーの方がいいんじゃ?いや、新幹線で通学の女学生の方がなかなかすごいかも。ちなみに次のページに中国語で同じ文章が書かれています。

他にも日本語の単語を紹介しているページなんかもあります。この号は「食べると食うするの区別」について。それによりますと、
食べるは1.食べ物をかんで飲み込むこと。2.生活していくこと。
食うは1.食べ物をかんで読み込むこと。2.生活すること。3.大事な事物が費やされ、また浸食される比喩にも用いる。
喫するは1.会食すること。2.味わう、受けること。
食べるは一般に用いられ、食うはたべるよりぞんざいな言い方。主に男性が同輩以下の親しい者に対して使う。
とあります。なかなか的確じゃないですか。喫するは古風な言い方なんですって。確かにあまり使いませんね。
〜はともかく〜ならともかくについても書いてあります。日本語がおかしな日本人にもうってつけかもしれません、この雑誌。
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美の秘訣を読んでみる…かもしれない

武侠天下で紹介されていた中国の電子雑誌なるものを早速ダウンロードしてみました。
「天龍八部」で天山童姥を演じた舒暢(スー・ツァン)の掲載号が紹介されていたのですが、色々と見ているとバックナンバーに周迅(ジョウ・シュン)を発見!…と思ったら、よく似ていると評判の李小[王路](リー・シャオルー)でしたわ。もう、紛らわしいなぁ。しかしホンマ似てんなぁ。あまり似てるから姉妹役で共演の話もあったとか聞きました。
電子雑誌だと紙質がどーのとかいうことがないのでいいですね。(ほら言葉がわからないので写真重視だからさ)しかも日本のも最近あまり雑誌を買わないので、デジタルだと部屋が散らからずにありがたい。

NOBさんところでチラ見した限りでは「愛美麗me」舒暢号には彼女のお化粧品とか紹介さてれるみたいで興味津々。人のお化粧ポーチ覗くの好きよ。ゲランとかシャネルなどのお化粧品を使ってる模様。ポーチはディオールだぁ。日本の子たちと同じだね。
表紙が他の子はポップだったりわりと若さ強調的なものが多い中、舒暢はナチュラル清潔路線でよいですね〜。ホッとします。
李小[王路]号はI LOVE SKIRTとあるのでスカート特集かな。スカート好きとしてはあちらでどんなスタイルが流行しているのか気になるところ。(思いっきりティーン向けという気がしないでもないですが…)

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2005年10月16日

時代劇ヒーローたちの官職

昔から時代劇が好きなんです。殺陣が好きみたいで、だから武侠も好きなのかもしれません(笑)
金さんと大岡越前だと、断然金さんの方が好きでした。あの派手な立ち回り!金さんは時代劇ヒーローの中で一番好き。
ところで、金さん…北町奉行 遠山左衛門尉景元(とおやまさえもんのじょうかげもと)さん。金さんは後に南町奉行にもなってるんです。南北制覇です。すごい!
遠山さんちの影元くん、従五位下左衛門尉です。この従五位下というのが位になります。左衛門が所属部署で尉が役職ですね。

京の町をを警備する部署(今で言う警察みたいなもの)、衛門府(えもんふ)には左右があります。平安の時代には衛門佐(えもんのすけ)などは貴族の御曹司たちの登竜門、花形職業でもありました。(良いトコのお坊ちゃんは宮中に上がるとまず従五位上から始まるんです。だから、年上の部下もたくさんいたの)
位の高さで役職が決められ、上から督(かみ)、佐(すけ)、尉(じょう)、志(さかん)となり、それぞれに大小があります。従六位相当がなれるのは大尉(だいじょう)になり、金さんはそれより上の従五位下なので衛門大夫となります。

同じような感じで天皇の住まいを警備する部署に左右の近衛府(このえふ)があります。こちらは武勇に優れたエリート中のエリート集団(時代が下るとそうでなくなってきたけれど)。
武家では源頼朝が右大将、つまり右近衛大将(うこのえたいしょう)から征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)になりました。
そもそも近衛大将(このえのたいしょう)が天皇を守護する軍隊のトップなので、征夷大将軍になる前、右近衛大将になった時から頼朝さんは幕府を開いていたことになります。
征夷大将軍は清和源氏(※)に連なる家系でなければ与えられない官職だということで、平家の流れを汲む織田信長は征夷大将軍になれなかったとか言われています。

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2005年05月15日

戯言

今はモーレツなレスリーモードなので、夢にまで出てきます(笑)
ある程度距離を置いた方がいいことは分かっているのですが、制御が効かない…。
お洗濯しつつ、サイトの更新作業をしつつ、サボリ気味だったblogの小ネタをどうまとめるか考えつつ、結局レスリーの映画を見ようかなぁなんて考えてしまいます。ダメダメ〜。今日は一番に更新作業なの!
「嵐の青春」DVD予約してまいました〜(毎度ありっ チャリ〜ン♪)

「笑傲江湖」を読み終えて、次は何を読もうかと思ってたところ会社の方がモノクロ写真にこだわって撮っている内田ユキオ氏の「ライカとモノクロの日々」というエッセイを貸してくれました。
カメラのこと全然分かってないんですけど…。
光と影の世界がすごく広がりのある想像力の世界だということが書いてあってなかなか楽しめました。エッセイということもあり一気に読み終えちゃった。
昨日映画を見たあと髪をカットに行きまして、待ち時間が1時間…。美容院においてある雑誌ってあんまり読む気になれなくて、ちょうど買ったばかりの「NHKラジオ 中国語講座」を読みきってしまいました。後ろに掲載されてる読み物がなかなか楽しいんです。(いつも立ち読みで色んな語学テキストをあさってるので、たまには買ってみないとね)
表紙に惹かれて買ってしまった「NHKテレビ アジア語学紀行−バリ・旅するインドネシア語」はカラーで写真もたくさん載っていて読みどころもあって、これで600円以下っていうところがすごい。(こうやって本がまた増えていくのよ)

光と影の世界 中国語…お勉強しようかな 本でもジャケ買いしちゃった
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2005年04月06日

ファイヤーキングハンドブック

 先日の日記にも書きましたファイヤーキングの本についてご質問をいただきましたので、ご紹介いたします。
既に書きましたように、ファイヤーキングの食器についての知識や写真紹介だけでなく、普段使いしたい人のための扱い方や取り扱いショップなども掲載されています。
またファイヤーキングで楽しみたいちょっとしたレシピもついていたり、コレクションブックとしてだけでなく、色々な楽しみ方を提案している内容です。
本格的なカタログという意味でなら洋書の方が詳しく載っていると思うのですが、少し興味があるなぁとか、アンティークの雑貨が好きなのといった私のような人間にはこのくらいの方がピッタリです。
写真もとても綺麗ですし、シリーズについての解説や初心者向けのQ&Aといった基本的な内容はカバーしてありますので、入門書としてお役立ちだと思います。

※この中で紹介されている“お豆腐のあんかけ丼”はブランチにピッタリのおいしいレシピでした。ごちそうさまでした。

ファイヤーキングと言えばマグですが、マグだけをクローズアップしたムックも出ています。→ファイヤーキング マグ図鑑
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2005年01月01日

TBピープル−読書









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2004年11月23日

失われた世代を知りたい

「華麗なるギャツビー」はフィッツジェラルドの代表作として、またアメリカを代表する作品として今も多くの人たちに読まれている作品の一つと言えると思います。私が読んだことがあるフィツジェラルドの作品は「華麗なるギャツビー」と「夜はやさし」。彼についてはほとんど何も知らない。彼の書く小説の中に私のフィッツジェラルドはいます。
月組の「THE LAST PARTY」を見てからやはりフィッツジェラルドの生きた時代について知りたくなりました。
ところで。海外の作品を読むときに一番気になるのは翻訳だと思うのですが、たとえばシェイクスピア作品は色々な方が訳されていて同じ作品でもまったく異なる印象を持ってしまいます。フィッツジェラルドの「華麗なるギャツビー」もまたしかりで、中学生の時に読んだギャツビーの訳がどうにも好きになれなかったんですよね。こういうとき、原文で読むことができたらどんなにいいだろうとつくづく思ってしまいます。
雨の朝パリに死す」はずっと以前にBSで見たことがあります。エリザベス・テイラーの美貌にばかり目がいってしまって肝心の内容が残っていないので感想が言えません。これもフィッツジェラルドの作品だったんですね。ジェローム・カーンの曲のタイトルが映画のタイトルになっているようですが、原作邦題は「バビロン再訪」というそうです。(村上春樹氏の翻訳では「バビロンに帰る」だそう) 私は「雨の朝〜」が素敵だなと思うのですが、こればっかりは本を読んでみないとわからないですね。
今からだと年末の忙しさで読書に没頭できないかなと思うので、お正月用に「バビロン再訪」を含む3冊ほど本を買っておこうと思います。

フィッツジェラルドの午前三時
ゼルダ・フィッツジェラルド短篇集
フィッツジェラルド短篇集

おっ!本♪


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2004年11月07日

読み解く力

少し前の新聞に興味深い記事が載っていました。
「言葉による表現にのみ可能なメタファー(隠喩)という機能について」
ちょっと難しく感じますが、活字文化は映像では表現できない豊かな表現であるという内容です。
少し抜粋してみますと

――例えば我々は、言葉によって、「雪のような白い肌」という表現をすることがある。
この言葉における「雪のような」という表現がメタファーなのであるが、このような表現は言葉にのみ可能で、映像では不可能である。
(中略)
メタファーとは、わかりやすく言えば「たとえ」のことであるが、詩的な表現はメタファーによって成立している。
そして人間はメタファーを駆使することによって新しい言葉を創造し、新しい概念を創り出してきた。そのことがまた、新しい文化の創造にもつながり、人間に進歩をもたらした。
(中略)
だから、活字文化の代表である本を読まず、映像文化にのみ接していると、メタファーという能力を失ってしまう。
その結果が何をもたらすか。先の指摘でも明らかだが、新しい言葉や概念の創造という能力を失うことにつながっていくのである。
[上智大学文学部教授:植田康夫氏]

筆者は映像、音楽、それぞれの核にあるものは想像力でありその中心は活字文化であると言っています。
考える力の原点は読解力です。読み解く力から音楽や映像は生まれている。
切っても切り離すことはできない関係である活字文化の衰退は、ひいては音楽、映像の世界が衰退することにもなる。

また世の中が殺伐とし意味の無い残虐な犯罪が増えてきた一つの原因として「考える力の低下」があると別の記事では指摘されていました。
気持ちを整理する力がないために“キレる”というたった3文字の言葉で表現されてしまう感情。人間の感情はもっと複雑でもっと繊細なものであるはず。人間が文字を使うようになってから人間社会は豊かに発展してきました。
その原点は想像力であり、想像力から文化が生まれてきたことを考えると、子どものうちに読書の習慣を身に付けることがいかに大切であるか。内面の成熟した人間を形成するためには読書の大切さをもっと認識していかなくてはいけないと感じました。
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2004年11月02日

読書の秋をする

私はこどもの頃から絵本が大好きだったこともあり、一時期は童話作家になりたいと思っていたことがあります。母がいつも読んでくれた日本昔話全集や世界の童話など、今でも本屋さんなどで見かけると嬉しくなって手にとってしまいます。作品としては「チロヌップのきつね」(文と絵:たかはしひろゆき)「てぶくろをかいに」(文:新美南吉)などがとても思い出深いです。
絵本ですから有名なお話ですと色々な方が絵を描いていらっしゃいますが、やはりこどもの頃に大好きだった本についている絵が私の一番なワケです。今となってはもう手に入らない絵本がたくさんあります。「ないたあかおに」はまさにその1冊。幼稚園の時に1ヶ月に2冊ずつ、母が日本の童話と世界の童話を申し込んでくれて園児の私にはとても重たかったのですが(本自体は薄いものでしたが)、だけどその本を早く読んでほしくてワクワクしたのを覚えています。
絵本はチャイルド社から出版されていました。長く愛されている童話に素晴らしい絵が配されていて、こども向けとはいっても十分大人でも楽しめる絵本になってしました。大人になってみて感じるのは、こどもだからこそ良いものに触れる時間は大切だということ。
以前チャイルド社のサイトを見つけ嬉しくなってその頃の思い出なんかを図々しくも語ってしまったメールを送っちゃったんですよ。そしたら嬉しいことにお返事を頂いて、在庫に1冊だけ取ってある私の大好きなあの「ないたあかおに」(文:浜田広介、絵:渡辺三郎)を譲ってくださると…。母に聞いたらボロボロだけど家にあるよという話だったので、結局そのお話はお断りさせていただいたのですが、すごく嬉しかったです。

母が選ぶ本や音楽は子どもだけをターゲットにしたようなものは少なくて「ちょっと変わってるな」と私も幼いながらに思ったような気がします。園児が読んでいる本なの普通に漢字がありましたから。それらに母は自分で読み仮名を打ってくれました。お陰で漢字を読めるようになったのも早くて小説や伝記を読み始めたのは小学1年生でした。初めて読んだ伝記は「野口英世」。ポプラ社から出版されていた字がいっぱいの分厚い本でした。夏休みに好きな本を買っていいよと図書券を渡されて初めて自分で買った本でもあります。
今その本は真っ黄色になっていて、でも母の真似をして一生懸命、自分で漢字にルビを打っている跡が見られます(笑) その野口英世氏がめでたく千円札の顔に。感慨深いですね〜
それから教科書に載っていた話というのも忘れがたい。
車のいろは空のいろ」(あまんきみこ)、「チックとタック」(千葉省三)、「太郎こおろぎ」(今西祐行)、「やまなし」(宮沢賢治)、「おてがみ」(アーノルド・ローベル)、「ごんぎつね」(新美南吉)、「くまの子ウーフ」(神沢利子)、「小さな犬の小さな青い服」(ウィニフレッド・ラベル)、「たぬきの糸車」・・・書き出すとキリがない。
小学生の頃は思いっきり読書少女でした。年間だいたい150冊は読んでいましたから、好きで何度も読んだ本を除いても6年間で800冊くらいは読んでいると思います。主な作家の作品はこの頃に読みました。宮沢賢治、太宰治、川端康成、芥川竜之介、新美南吉などなど。中学生になってからは外国文学に夢中で、高校生になってからは古典にはまりました。でも年齢が上がると共に本を読む数もめっきり減ってしまいましたねぇ。読んでみたいと思ってしまうのは、やはり学生の時に読んでいたものばかりです。
1日に10分間、声に出して本を読むと健康に良いそうです。このごろ活舌が悪くなってきたので、今実践中なんです(笑)
やさしい本でも声にしてみると意外なところで感動してしまったり思わず泣いてしまったり、10分間あっても結構読めないものですよ。
光村ライブラリー』欲しいですねぇ。18巻目に詩がいっぱい入ってるのもイイ! まどみちお、谷川俊太郎、阪田寛夫。スゴイスゴイ。♪夕日が背中を押してくる〜 って歌ってたよぉ。単品でちょっとずつ揃えていこうかなぁ。声に出して読むには、教科書に載っていた作品が一番やりやすいんです。授業みたいだからかなぁ(笑)



児童文学


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2004年10月31日

通でも何でもないんだけど

京都検定なるものが今年から開催されるそうです。面白い〜
結構本気な金額なんですねぇ。しかも出題範囲も歴史や文学だけでなくあらゆるジャンルに渡っていて広そうだし、これは3級でも難関かもしれません。
私は狭く浅くな人間だから検定試験となるとダメだと思うんですけど、公式テキストなるものが出ているそうなので読んでみたいなぁ。
持ってるからってどうなんだと言われそうな検定ですけどね。それがいいじゃないですか。歴史能力検定だったら5級からあるから私も受けられそうかも。受けるならせめて3級は受かりたいところ。世界史には得意不得意に偏りがあるから難しいかなぁ。日本史は近代史がちょっと危ないか。でも頑張れば…
京都検定公式テキスト 歴史能力検定3級日本史 歴史能力検定3級世界史
簿記とか情報処理なんかの資格を取る為に必死に勉強していた頃「将来のために」みたいな空気が嫌いだったから変な反発心があって素直じゃなかったんですよねぇ。勉強自体は好きだったのに。あれが私の反抗期だったのかな(笑)
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2004年05月08日

恋の闇夜は真昼

音楽が恋の糧であるなら続けてくれ。
食傷するまで聞けばさすがの恋も飽きがきて
その食欲も病み衰え、やがては消えるかもしれぬ

「十二夜」はオーシーノーの恋に悩む姿から始まります。この作品には美しいセリフがたくさんあって大好きです。シェイクスピア作品の中でも「十二夜」が一番好きだというのは以前特集でも書いたのですが、そもそも「十二夜」というタイトルの意味は何?と思って調べたことがあるのです。・・・実は月組のバウホールで上演されたとき『十二夜〜またはお望みのもの』っていうタイトルで、その意味が知りたくて調べたんですけどね(笑)
クリスマスから数えて12日目のことを「十二夜」といいお祭りが催されるのだそうです。1601年エリザベス女王がトスカーナのオーシーノー公爵を招待した宴で上演されたのが「十二夜」という作品でした。この作品にはサブタイトルがついていまして“or what you will”またはお望みのもの・・・つまり「十二夜…または好きなように呼んでちょうだいな」ってな感じでしょうか。そうだったのかぁ〜っっとスッキリしました。なのにそのことはすっかり記事に書くことを忘れてたんですが(笑)
月組で上演された「十二夜」は私の好きな「女たちの十二夜」とセリフがほとんど同じなので、この2作品を比べてみてみるとすごく面白いんですよ。同じセリフなのに人が違うとさっぱり印象も変わるし、まして演出も全然違う。だけどこの作品の面白さは損なわれることがないんです。これこそ演劇の楽しさって感じがします。影響されて戯曲もしっかり買いました(笑)
翻訳者によってずいぶん日本語に差が出るので本屋さんで慎重に立ち読み。好みの問題になりますけど、私は小田島雄志氏の翻訳が一番好きです。本当にうまく日本語に訳されていて芝居を見てから本を読むとお腹がよじれるほど笑えました。(これはシェイクスピア全般に言えると思うのですが、はじめに戯曲を読むよりも舞台や映像を先に見てから読んだ方が断然面白いですし理解も深まるような気がします)
一番好きな台詞は「申し上げることは何も。悲しいことに私には心を飾る舌がないのです」というヴァイオラの台詞です。
一幕の女性の愛は日々の食欲のようなものだと言うオーシーノーに対して、女性がいかにまことの愛を捧げるのかを語るシザーリオ(ヴァイオラ)の台詞からつながっていて印象深かったです。(「われわれ男はことさら口にも出し誓いも立てます。しかしそれらの言葉は思いを飾り立てているに過ぎません。誓うほどに愛する男は滅多にいないのす!」)
これがあったから、オーシーノーはシザーリオを二度と恋の使いにはやらないと決心するわけですし「恋が瞳だけでできるのなら、私はあの子に恋しているだろう」っていう台詞も好きだなぁ。
「ラブソングを作りたければ恋をすればいい」という誰かの言葉(って懐かしい台詞ですが・笑)もあるとおり、恋すると人は心を言葉や音楽などに表現したくなるものなのかもしれませんね。
シェイクスピア占いによると私はリチャードV世だそうです。決めセリフは「となれば心に決めたぞ。おれは悪党となって、この世の中のむなしいたのしみを憎んでやる」でした。あはは・・・悪役ブラボー
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2004年04月29日

秘するが花

昨日、BBSで「弱法師」の話題を出してしまったために無性に見たくなりました。なんでテレビでやった時、ビデオに撮らなかったんだろう・・・。もうバカバカッ。
お能は興味のある世界ではあるのですが、全編通して見たことがある作品はたぶん5本の指で足りてしまうくらい…(苦笑) それも古典に興味を持った中学生の時にチャレンジしてみたのです。でもダメでした。全然集中できなくて断念しました。
日本の古典芸能全般に言えると思うのですがすべてにおいて引き算の美しさなんですよね。動きがすごくシンプル。シンプルすぎて動きから読み取るのがすごく難しい。あとやっぱり言葉がわからないっていうのが一番の原因だと思うんですけど、もう眠くて仕方がないの。だけどストーリーはとっても面白いって思う。
ギリシャ劇にも通じるといわれている能。シェイクスピアよりも200年も前に既に完成された美の世界を創り出している日本文化って本当にすごいと思います。

思い内にあれば 色 外に現る

心の働きが観客の目に訴える演技に自然と反映されるという意味ですが、心が自然に行動に現れるのだという意味としても取れる。
世阿弥の「花伝書(風姿花伝)」は、今から600年も前に書かれた芸術論ですが、ページ数は決して多くないその中に収められている数々の言葉は現代においても決して色あせることはありません。

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注:
卒塔婆小町(そとばこまち) … 能の演目で観阿弥(世阿弥の父)の作品
弱法師(よろぼし) … 能の演目で観世元雅(世阿弥の息子)の作品
上記2作品は古典である能を三島由紀夫が近代能楽集(全8曲)として戯曲化したもので、蜷川幸雄が演出。
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2004年04月28日

薄紫のとばりの向こう

会社の1Fにお花屋さんがOPENしました。帰りにチラッと店先を覗いてみると“みやこわすれ”の鉢植えがありました。昔観たショーの中に「紫陽花の想い出」という場面がありまして、その中の『薄紫のとばりの向こう』という歌を思い出しました。

わすれな草 や リアトリス すみれ 露草 風鈴草
都わすれ や 女郎花 山吹 桔梗 ラベンダー
想い出は薄紫のとばりの向こう・・・

紫陽花に因んでか歌詞には紫の花が登場ます。が、よ〜く見れば女郎花と山吹は黄色なんですよね(笑)
みやこわすれ…承久の乱に敗れた順徳天皇が佐渡に流され寂しくて都を恋しく思っていたとき、野に咲くこの花をみて「都の空ばかりを懐かしんで恋しく思っていたが、この花を見ていると心癒されひととき都を忘れさせてくれる」と言ったことから“みやこわすれ”と呼ばれるようになったのだとか。洗練された都会的な美しさとは違い「鄙の美しさ(田舎の素朴な美しさ)」と評される清楚で優しい花です。
昔から愛されている日本のお花は、決して派手ではないけれど秘めた美しさがあって素敵ですよね。
“露草”は小さいころから好きなお花の一つ。子どもの頃はこの花で紙や布を染めて遊んでいました。露草は古来から染料としても用いられていたためツキクサ(着草)とも呼ばれていたそうです。露の残る朝には青色も鮮やかに咲きますが、しだいに色あせしなびてしまうことから、移ろいやすい人の心にたとえられ多くの歌に詠まれています。

朝咲き 夕は消ぬる 鴨頭草の 消ぬべき恋も 吾はするかも (あしたさき ゆうべはけぬる つきくさの きぬべきこいも われはするかも) …… 朝には花を咲かせているのに、夕方になるとその記憶だけを残し花を閉じてしまう月草のように、身も心も儚く消入りそうなとても切ない恋を私はしています。


なんて繊細で優しい感性をしているのでしょう。
数ある和歌集の中でも「万葉集」が一番好きでして、露草が出てくる歌の中で一番印象に残っています。(他にも露草の歌はたくさんあるのですが)
和歌集だけでなく日本の古い書物には美しい日本語がたくさんあります。漢字で書いてもひらがなで書いても音に出して読んでも、日本語は本当に綺麗だなと改めて感じます。日常の自然を言葉にして表現する豊かさ。日ごろからできるだけ綺麗な言葉遣いをしたいと心がけていますが、これが本当に難しい。見習いたいです
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2004年04月10日

いやん・・・

あるアルバムが欲しくて以前から何度もオークションにチャレンジしているのですが、いつも連戦連敗。そのCDはもうメーカーで完売してしまっているため、どうしても高値になってしまうものなんです。それで海外のオークションサイトに出てないかなぁ・・と思って覗いてみたらありましたっっ。
ところが「日本国内への発送はいたしません」の文字が。日本人の出品者なのに何故〜(涙)
ダメもとで質問してみたけどやっぱりダメだった。ガーン。中古CD屋さんにもなかなか出ないんですよねぇ。はぁ・・
それにしても、この頃楽しいニュースがなかなかありませんね。
世界中で辛い事件が毎日のように起こってるのに、私は平和に毎日を過ごしていて。せめて自分のいる環境を一生懸命に生きて行きたいと思う。世の中にはたくさんの素晴らしい芸術や文学が溢れているのに、どうして人の心は荒んでいくんだろう。
私が大好きな「おてがみ(アーノルド・ローベル)」という作品。小学生の時の国語の教科書に載っていたもので、あまがえるくんとがまがえるくんの微笑ましい友情を描いた素敵な作品です。この絵本を読むたびに心があたたかくなって、友達の素敵さを思い出させてくれます。絵本は子どもでも理解できるようなシンプルな文章でストレートな表現をしているから、受ける感情も素直になってしまう気がします。

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2004年01月13日

漫画浸り

「ときめきトゥナイト」30巻読みきりましたよ。いやぁ。。なんですねぇ。私はやっぱり蘭世編が一番好きだな。これこそ「ときめき〜」だよ。
なるみ(鈴世の彼女)編も愛良(蘭世の娘)編も一気に読んでしまったけど、やっぱり蘭世と俊が出てくるとテンションあがっちゃう(笑)
昔からただくっついたり離れたりするだけの恋愛モノは好きじゃなかったんで、この作品は一番好きだなぁ。読み終わったあとハッピーな気持ちになれるし。キャラクターの個性もはっきりしてるし。
昔の漫画は読み応えのある物が多かったかなぁと。気に入って自分で買った本ってのはいつになっても好きなんでしょうかね。
「なんて素敵にジャパネスク」も漫画も小説も大好きで、今でも時々読んでしまうんです。高彬派です(知らない人にはなんのこっちゃですね)
基本的に私は女の子キャラだとお茶目でドジで一生懸命。男の子キャラだと硬派とか真面目なコが好きなようです(笑)
今日は「ときめき〜」を読んだからいい気分で眠れそうだ〜
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